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国際会計士倫理基準審議会・倫理規程の改訂「上場事業体及び社会的影響度の高い事業体の定義」の翻訳公表について
日本公認会計士協会より、2022年10月19日に国際会計士倫理基準審議会・倫理規程の改訂「上場事業体及び社会的影響度の高い事業体の定義」の翻訳が公表されました。
1.本改訂の概要
国際会計士倫理基準審議会(以下、IESBAという。)は、IESBA倫理規程の改訂(上場事業体及び社会的影響度の高い事業体の定義)を公表しました(2022年4月11日)。この改訂は、最近の非保証業務及び監査業務の依頼人からの報酬に関する国際独立性基準を補完するものです。
主たる改訂内容は、以下の通りです。
・事業体が社会的影響度の高い事業体(以下、PIEという。)である場合に、監査人の独立性に関する利害関係者の高い期待に応えるために、監査において追加的な独立性に関する要求事項の対象となるべきPIEとして、より幅広いカテゴリーの事業体を明記。
・各国の多様な状況を認識するため、PIEの定義を高いレベルでグローバルに拡大。
・規制当局、各国の基準設定主体及びその他の関連する現地機関に対し、広義の定義を各国・地域の特殊性に合わせて調整するためのガイダンスを提供するという新しいアプローチの採用。
・事業体の社会的影響度のレベルを決定する際に考慮すべき事項に関するガイダンスを提供。
・PIEの財務諸表監査に対する独立性に関する要求事項の包括的な目的を明示。
(日本公認会計士協会の公表より抜粋)
2.適用時期
2024年12月15日以後開始する事業年度の財務諸表監査から適用されます。
なお、本稿は本改訂の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
日本公認会計士協会
https://jicpa.or.jp/specialized_field/20221019gbf.html
https://jicpa.or.jp/specialized_field/ITI/2022/20220422cdj.html
国際会計士倫理基準審議会(IESBA)