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監査基準委員会報告書250「財務諸表監査における法令の検討」の改正及び当該改正に関連する品質管理基準委員会報告書等の一部改正の公開草案の公表について

日本公認会計士協会より、平成29年10月6日に監査基準委員会報告書250「財務諸表監査における法令の検討」の改正及び当該改正に関連する品質管理基準委員会報告書等の一部改正の公開草案が公表されました。

 


1.本公開草案の概要

国際会計士倫理基準審議会(IESBA)は、会計士が違法行為を発見した場合の対応に係る規定を策定しました。国際監査・保証基準審議会(IAASB)では、当該規定と整合性を図るため、国際監査基準(ISA)250「財務諸表監査における法令及び規則の検討」を改訂しました。

これを踏まえ、日本公認会計士協会は、倫理規則の改正等を検討し、改正倫理規則等との整合性を図るため、監査基準委員会報告書250「財務諸表監査における法令の検討」の改正を公表しました。

 

本公開草案では、監査人は、企業の違法行為について、法令や職業倫理に関する規定による追加の責任を有することがあること、委託先業者等の企業の指示の下で働く者によって行われる違法行為も対象に含まれることが明示されました。

 

2.適用時期

平成31年4月1日以降に開始する事業年度から適用されることが予定されています。

 

なお、本稿は本公開草案の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。

日本公認会計士協会

http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/20171006w0s.html