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(Japanese only) 監査・保証実務委員会実務指針第85号「監査報告書の文例」の公表について
(Japanese only)
日本公認会計士協会より、2020年3月31日に監査・保証実務委員会実務指針第85号「監査報告書の文例」が公表されました。
1. 本実務指針の概要
2019年9月3日付けで公表された「監査基準の改訂に関する意見書」では、監査報告書の記載内容の明瞭化や充実を図ることを目的とした監査基準を改訂し、監査報告書の記載区分等及び継続企業の前提に関する事項の改訂を行いました。また、同日付けで公表された「中間監査基準の改訂に関する意見書」では、中間監査報告書の記載内容の明瞭化、監査報告書の意見の根拠の記載を明瞭化することを目的とする中間監査基準の改訂を行いました。
本実務指針は、企業会計審議会から2019年9月3日付けで公表された「監査基準の改訂に関する意見書」及び「中間監査基準の改訂に関する意見書」を受け、監査・保証実務委員会実務指針第85号「監査報告書の文例」の所要の見直しを行うものです。
本実務指針の主な改正内容は、以下の通りです。
〈監査基準〉
・意見の根拠の区分に限定付適正意見とした理由の記載を追加
〈中間監査基準〉
・中間監査報告書の記載順序の変更(意見区分を冒頭に、意見の根拠区分の新設等)
・監査役等の財務報告に関する責任の記載
・意見の根拠の区分に限定付意見とした理由の記載を追加
・その他適合修正
2. 適用時期
2020年3月31日以後終了する連結会計年度及び事業年度に係る監査並びに2020年9月30日以後終了する中間連結会計期間及び中間会計期間に係る中間監査から適用されます。
なお、本稿は本実務指針の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
日本公認会計士協会