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(Japanese only) 監査実務に関するスタッフ文書「変化し続ける環境下での継続企業の前提の評価-新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に関する監査上の留意事項」の翻訳の公表について
(Japanese only)
日本公認会計士協会より、2020年5月13日に【IAASB】監査実務に関するスタッフ文書「変化し続ける環境下での継続企業の前提の評価-新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に関する監査上の留意事項」の翻訳が公表されました。
1. 本文書の概要
新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」という。)の世界的流行は、企業の財務流動性及び支払能力、財務制限条項への抵触等の企業の継続企業の前提に影響を与える要因になり得ます。これに対応し、国際監査・保証基準審議会(IAASB)は、COVID-19の世界的流行が継続企業の前提に関する監査手続に及ぼす影響に焦点を当て、経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することの適切性を監査人が評価する際の主要な留意事項を強調するために、本文書を公表しました。
また、本文書では以下に記載した事項に関する影響についても記載しています。
・継続企業の前提に関する経営者及び監査人の責任
・監査人によるリスク評価手続及び経営者による継続企業の前提に関する評価の検討
・経営者の評価を超えた期間
・継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が識別された場合における追加的な監査手続
・監査報告書への影響及びその他の記載内容に関する監査人の検討
・財務諸表の確定(承認)が著しく遅延した場合の検討
なお、本稿は本文書の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
日本公認会計士協会