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(Japanese only) 【国際監査・保証基準審議会】監査実務に関するスタッフ文書「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により変化し続ける環境下での会計上の見積りの監査」の翻訳の公表について
(Japanese only)
日本公認会計士協会より、2020年7月28日に【国際監査・保証基準審議会】監査実務に関するスタッフ文書「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により変化し続ける環境下での会計上の見積りの監査」の翻訳が公表されました。
1. 本文書の概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は、経済、マーケット及び事業に広範な世界的影響を及ぼし、大きな変動と相当な不確実性をもたらしています。このような予測不能な状況において、監査人は会計上の見積りを監査する際に、この変動と不確実性の潜在的な影響に焦点を当てる必要があり、監査実務に影響が及ぶことが考えられます。これに対応し、国際監査・保証基準審議会(IAASB)は、国際監査基準に基づき、監査人が会計上の見積りと関連する開示に関連した監査手続を実施する際の現在の環境における主要な重点領域を強調するために、本文書を公表しました。
本文書では、以下項目を重点領域として強調しています。
・リスク評価手続とこれに関連する活動
(規制要因、関連する測定方法、仮定又はデータ及びそれらの変更の必要性、内部統制の理解、監査チームの専門的な技能又は知識)
・重要な虚偽表示リスクの識別と評価
(見積りの不確実性、複雑性、主観性)
・評価した重要な虚偽表示リスクへの対応
(測定方法、重要な仮定、データ)
・開示
なお、本稿は本文書の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
日本公認会計士協会