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監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正について
日本公認会計士協会より、2023年6月20日に監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正が公表されました。
1.本ガイダンスの概要
本ガイダンスは、公認会計士や監査法人の実務の参考に資することを目的とし、監査計画の局面を中心に具体的な手順、監査調書の様式等について取りまとめたものです。また、監査の最終段階における監査結果の取りまとめ作業の監査調書の様式等も含んでいます。
今回の改正では、下記報告書等の改正、公表に伴う所要の見直し及び監査実務を踏まえ既存様式の利便性向上のための見直しを行っています。
・品質管理基準報告書第1号「監査事務所における品質管理」(2022年6月)(改正)
・品質管理基準報告書第2号「監査業務に係る審査」(2022年6月)(公表)
・監査基準報告書220「監査業務における品質管理」(2022年6月)(改正)
・倫理規則(2022年7月)(改正)
今回の改正で大きく変更になっている様式は、以下の通りです。
品質管理基準報告書第1号等の改正に伴う見直し
・【様式1-1】監査契約の締結及び更新
・【様式1-4】監査契約の解除に関する検討
倫理規則の改正に伴う見直し
・【様式3-5別紙】倫理規則に基づく違法行為への対応
・【様式12】職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)
・【様式12】付表監査チームの職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)
監査実務を踏まえた既存様式の見直し
・【様式2-1】グループ監査の方針(勘定科目)
・【様式3-13-1】重要な虚偽表示リスクの識別と固有リスクの評価(関連する見直しを主に【様式3-13-2】【様式3-4】に対して実施)
なお、本稿は本ガイダンスの概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
日本公認会計士協会