監査TOPICS:会計監査に関する最新情報
監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正について
日本公認会計士協会より、2024年6月17日に監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正」が公表されました。
1.本ガイダンスの概要
本ガイダンスは、公認会計士及び監査法人の実務の参考に資することを目的として、監査計画の局面を中心に具体的な手順、監査調書の様式等について取りまとめたものです。
今回の改正は、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」(2023年1月12日改正)の公表に伴い、所要の見直しを行ったものです。なお、監査実務を踏まえた利便性向上のための見直しも併せて行っています。
改正された様式
(グループ監査品質の管理と達成)
・様式1-1:監査契約の締結及び更新
・様式2-4-1:グループ監査人の監査チーム等の編成
・様式2-4-2:構成単位の監査人の監査チーム等の編成
・様式13:職業倫理に関する規定の順守状況の評価
(リスクに基づくアプローチ)
・様式2-1:グループ監査の方針
・様式2-1付表:重要性のある取引種類、勘定残高又は注記事項
・様式2-3:重要性の決定
・様式3-2-1:企業及び企業環境の理解
・様式3-2-1別紙:企業及び企業環境の理解(各社別)
・様式8-2-1:実証手続の立案(決算・財務報告プロセス‐グループ財務諸表作成プロセス)
(グループ監査人と構成単位の監査人の強固な双方向のコミュニケーション)
・様式11-1:監査チームメンバーへの指揮、監督及び作業の査閲
・様式11-2-1:グループ監査人内のコミュニケーション
・様式11-2-2:構成単位の監査人とのコミュニケーション
・様式11-2-2付表:指示書コントロールシート
(その他)
・様式10-1:経営者とのコミュニケーション
・様式10-2:監査役等とのコミュニケーション
なお、本稿は本ガイダンスの概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
日本公認会計士協会