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修正国際基準公開草案第3号『「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」の改正案』の公表について
企業会計基準委員会(ASBJ)より、平成28年12月6日に修正国際基準公開草案第3号「「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」の改正案」(以下「修正国際基準公開草案第3号」という。)が公表されました。本改正案は平成29年2月6日まで意見が募集され、日本公認会計士協会等が意見を提出しています。
1.本公開草案の概要
企業会計基準委員会(ASBJ)は、国際会計基準審議会(IASB)により公表された会計基準及び解釈指針についてエンドースメント手続を実施し、「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」を公表しています。
今回、同委員会では、2014年1月1日から2016年9月30日までにIASBにより公表された会計基準等のうち2017年12月31日までに発効するものを対象としてエンドースメント手続を実施し、平成28年12月6日に「修正国際基準公開草案第3号」を公表しました。
今回のエンドースメント手続では、対象となった会計基準等は、主に、当面の暫定措置を定めるものや要求事項の明確化を行うものであり、「削除又は修正」を行うべき項目はないと提案され、修正会計基準の新設や改正を行わないことが提案されました。
2.適用時期
公表日以後開始する連結会計年度に係る連結財務諸表から適用される予定です。ただし、公表日を含む連結会計年度に係る連結財務諸表に適用することができるとされており、この場合、四半期連結財務諸表に関しては、翌連結会計年度に係る四半期連結財務諸表から適用となる予定です。
なお、本稿は本公開草案の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
企業会計基準委員会(ASBJ)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/endorsement/exposure_drafts/20161206.shtml