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IASBによるIAS第12号「法人所得税」に関する解釈指針の公表について
国際会計基準審議会(IASB)より、平成29年6月13日にIAS第12号「法人所得税」に関する解釈指針IFRIC第23号「法人所得税の処理における不確実性」が公表されました。
1.本解釈指針の概要
IAS第12号「法人所得税」では、当期税金及び繰延税金の会計処理方法を定めていますが、法人所得税処理で不確実性が存在する場合のその影響を反映する方法の定めがありませんでした。そのため、法人所得税処理の不確実性が存在する場合の税金負債及び税金資産に関する様々な論点について、実務上、その対応にばらつきが生じていました。
本解釈指針は、IAS第12号「法人所得税」の現行規定を変更するものではありませんが、法人所得税の処理における不確実性が存在する場合の税金負債または税金資産の認識及び測定の前提等について明確化しました。
〈税金負債または税金資産の認識及び測定の前提〉
・課税所得(損失)
・課税標準
・未使用の繰越欠損金
・未使用の繰越税額控除及び税率の決定
2.適用時期
2019年1月1日以後に開始する事業年度より適用されます
なお、本稿は本解釈指針の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。
国際会計基準審議会(IASB)(登録者限定)
企業会計基準委員会(ASBJ)
https://www.asb.or.jp/jp/ifrs/press_release/y2017/2017-0607.html